肩こり・腰痛がある人ほど、筋トレをした方がいい理由
もちろん、強い痛みやしびれがある場合は医療機関での確認が必要です。
ただ、慢性的な肩こりや腰の重だるさの場合、 適切な筋トレや運動が、体を楽にするきっかけになることは少なくありません。
肩こり・腰痛は「使いすぎ」だけで起きるわけではない
肩こりや腰痛というと、体を使いすぎた結果だと思われがちです。
しかし実際には、現代人の場合、 体を使わなさすぎることが原因になっているケースも多くあります。
- 長時間のデスクワーク
- スマホを見る姿勢
- 座りっぱなしの生活
- 運動不足
- 筋力低下
- 同じ姿勢が続くことによる血流低下
つまり、肩や腰がつらいからといって、ただ休めばいいとは限りません。 動かさないことで、さらに硬くなり、さらに重だるくなることもあります。
大切なのは、今の体に合った運動を選ぶことです。
筋トレは「鍛える」だけではなく、体の使い方を整えるもの
筋トレというと、筋肉を大きくするためのものというイメージがあるかもしれません。
しかし、パーソナルトレーニングの現場では、筋トレは単なる筋肥大だけではなく、 体の使い方を整える手段としても活用します。
例えば、肩こりの場合
- 背中の筋肉がうまく使えていない
- 肩甲骨が動きにくい
- 首や肩だけで姿勢を支えている
- 胸まわりが硬くなっている
このような状態では、ただ肩を揉んでも根本的には変わりにくいことがあります。
腰痛の場合
- お尻や股関節がうまく使えていない
- 体幹が安定しにくい
- 太もも裏や股関節が硬い
- 腰だけで動作を受け止めている
このような場合も、腰そのものだけでなく、周辺の筋肉や動作パターンを見直すことが重要になります。
正しく行えば、肩や腰に負担がかかりにくい体の使い方を覚える練習にもなります。
肩こりに必要なのは「肩を動かすこと」だけではない
肩こりがあると、首や肩を回したくなります。 もちろん、それで一時的に楽になることもあります。
ただし、肩こりの背景には、背中・胸・肩甲骨・呼吸・姿勢など、さまざまな要素が関係しています。
そのため、肩だけを動かすよりも、次のような運動が役立つ場合があります。
- 背中を使うローイング系の種目
- 胸まわりを開くストレッチ
- 肩甲骨を動かすエクササイズ
- 呼吸を整える運動
- 姿勢を支える体幹トレーニング
背中・胸・姿勢・呼吸まで含めて考えると、改善のヒントが見えやすくなります。
腰痛がある人ほど、お尻と股関節を使えるようにしたい
慢性的な腰の重だるさがある方は、腰そのものを鍛えるよりも、 まずはお尻や股関節が使えているかを見ることが大切です。
本来、しゃがむ・立つ・歩く・持ち上げるといった動きでは、股関節やお尻がしっかり働く必要があります。
しかし、股関節が硬かったり、お尻の筋肉がうまく使えていなかったりすると、 腰が代わりに頑張りすぎてしまうことがあります。
腰に不安がある方に大切なこと
- いきなり高重量を扱わない
- 痛みの出る動きを無理に行わない
- 股関節の動きを確認する
- お尻や体幹を使う感覚を身につける
- フォームを確認しながら進める
強い痛み、しびれ、歩行困難、安静時痛などがある場合は、自己判断で筋トレを始めず、まずは医療機関で確認してください。
「痛くない範囲で動かす」が基本
肩こりや腰痛がある方の運動で大切なのは、無理をしないことです。
痛みを我慢して動かす必要はありません。 むしろ、痛みを無視して続けることで悪化することもあります。
基本は、痛みのない範囲で、少しずつ動かせる範囲を広げていくこと。 そして、軽い負荷から始めることです。
- 痛みが出ない範囲で動かす
- 軽い負荷から始める
- フォームを確認する
- 翌日の状態も見る
- 少しずつ回数や負荷を増やす
自分の体に合った運動を、正しい順番で行うことです。
パーソナルトレーニングでできること
自己流で筋トレを始めると、何をすればいいか分からなかったり、逆に痛みが強くなったりすることがあります。
パーソナルトレーニングでは、ただ筋トレメニューをこなすのではなく、 その方の姿勢・動き・生活習慣を見ながら、必要な運動を選んでいきます。
- 姿勢や動きの確認
- 痛みが出にくいフォームの習得
- 必要な筋肉への刺激
- ストレッチやコンディショニング
- 自宅でもできる運動の提案
肩こりや腰痛がある方ほど、ただ鍛えるのではなく、 自分に合った運動を選ぶことが大切です。
まとめ
肩こりや腰痛があるからといって、必ずしも運動を避ける必要はありません。
むしろ、慢性的な不調の背景には、運動不足・筋力低下・姿勢・体の使い方が関係していることもあります。
大切なのは、痛みを我慢して頑張ることではなく、 今の体に合った運動を正しく選ぶことです。
肩こり・腰痛が気になる方こそ、無理のない範囲で体を動かし、 少しずつ「楽に動ける体」を作っていきましょう。

